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AIアノテーションとは?就労継続支援B型の仕事内容と向き不向き【寝屋川市】
就労継続支援B型事業所の作業内容に「AIアノテーション」と書いてあっても、何をする仕事なのか想像がつかない方がほとんどだと思います。
一言でいうと、AIアノテーションとは「AIに正解を教えるための印付け作業」です。
この記事は、寝屋川市で就労継続支援B型事業所を運営している私たち(アズプレイス)が書いたものです。よく紹介されるのは良い面ばかりなので、しんどいところも書きます。
先に結論
- 画像の中の対象を四角で囲む、文章に分類の印を付ける、といった作業が中心です
- 専門知識は要りません。マウス操作と簡単な文字入力ができれば始められます
- 向いているのは、同じ作業を淡々と続けられる方
- 変化がないと集中が続かない方には、しんどい作業です
- 通所での作業です。在宅ではありません
- 見学で実際に触っていただけます
説明を読むより、10分触るほうが早いです。見学のご相談は 072-838-6555(平日 9:00〜17:00)へどうぞ。
AIアノテーションとは
AI(人工知能)は、はじめから物を見分けられるわけではありません。
たとえば「写真に写っているのが猫かどうか」を判定するAIを作るなら、猫が写った写真を大量に見せて、「これが猫だ」と教える必要があります。この「これが猫だ」という印を付ける作業が、アノテーションです。
AIが賢くなるほど、教えるためのデータも大量に必要になります。そして、その正解づけは今のところ人がやるしかありません。だからこの仕事があります。
発注元は、自動運転の開発をしている会社、通販サイトを運営している会社、医療の画像を扱っている会社など、さまざまです。AIを使う会社が増えたぶんだけ、この作業も増えました。
AIアノテーションの作業内容(4種類)
画面には、作業する画像や文章と、四角や線を描くためのボタンが並んでいます。そこにマウスで書き込んでいく、というイメージです。
案件(企業から依頼される、ひとつのお仕事のまとまり)によって使う道具も手順も変わりますが、代表的なものを挙げます。
四角で囲む(バウンディングボックス) さきほどの猫の例で言えば、猫が写っている部分をマウスで四角く囲み、「これは猫」と種類を選ぶ作業です。実際の案件では人や車、商品などが対象になることが多く、これが一番よくある作業です。
輪郭に沿って囲む(ポリゴン・セグメンテーション) 四角ではなく、対象の形に沿って線を引いていきます。四角で囲むより手間がかかりますが、そのぶん精度の高いデータになります。
分類する 画像や文章を見て、決められたカテゴリのどれに当てはまるかを選びます。
文章に印を付ける(タグ付け) 文中の会社名や地名、日付などに印を付けていきます。
いずれも、専用の作業画面をパソコンで開いて、マウスとキーボードで進めます。プログラミングは使いません。
未経験でもできるのか
できます。
必要なのは、マウス操作と、簡単な文字入力です。技術より、決められたルールをそのまま守れるかどうか。ここで大体決まります。
案件ごとに「どこまでを対象に含めるか」「隠れている部分はどう扱うか」といった細かい取り決めがあります。それを読んで、そのとおりに手を動かす。判断に迷ったら自己流で決めずに確認する。この2つができれば、経験の有無はほとんど関係ありません。
向いている方
一番向いているのは、同じ作業を黙々と続けられるタイプです。細かい違いに気づける人ほど、早く慣れます。
あとは、人と話すよりパソコンに向かっているほうが落ち着く、立ち仕事より座り仕事のほうが体が楽、というくらいの相性の話です。
「単調でつまらない」と感じる人がいる一方で、「余計なことを考えなくていいから楽」と感じる方もいます。後者のタイプにはよく合います。
向いていない方・しんどいところ
ここは正直に書きます。
はっきり言って、単調です。 同じ形の画像を何十枚、何百枚とさばいていきます。覚えることは最初の30分で終わりますが、そこから先はずっと同じことの繰り返しです。変化がないと集中が続かないという方には、しんどいと思います。
完璧主義の方も、かえって疲れます。一つひとつの判定に時間をかけすぎると量が進まず、それがまたストレスになる。ある程度のところで区切りをつけて次に進む割り切りが要ります。
目と肩には負担がかかります。画面を見続ける作業なので、休憩をこまめに取らないと消耗します。
そして、案件の量には波があります。企業から依頼を受けて行う作業なので、常に同じ量があるわけではありません。アノテーションの案件が少ない時期は、ほかの作業をしていただくことになります。「この作業だけを毎日やりたい」というご希望には、お応えできない時期があります。
ここまで読んで「自分には向いていないかもしれない」と感じても、心配は要りません。動画編集や画像編集など、ほかの作業もあります。やってみて合わないと分かったら、そう言っていただければ変えられます。
工賃と在宅について、よく聞かれること
在宅でもできますか
アズプレイスでは通所での作業になります。事業所に来ていただいて、職員がすぐそばで質問に答えられる状態で行っています。
「一人で黙々と」はできますが、「一人きりで」ではありません。判断に迷う画像は必ず出てくるので、すぐ聞ける距離にいるほうが、結果的に早く進みます。
工賃はいくらですか
工賃は案件の内容と量、それにご本人の作業量によって変わるため、一律の金額はお伝えしていません。
見学の際に、ほかの作業も含めて具体的にご説明しています。金額だけで決められる話ではないので、実際の作業を見ていただいたうえでお話しするようにしています。
アノテーションだけで終わらせない、その先の作業
動画編集やデザインは、できるようになるまでに時間がかかります。アノテーションは覚えることが少なく、早い方はその日から実際の作業に入ります。「パソコンの作業をやってみたいけれど、いきなり難しいことは無理」という方の入口として、ここが一番の利点です。
体調に合わせて量を調整しやすいのも、この作業の性質です。1枚ずつ区切りがつくので、途中で止めても支障がありません。調子が悪い日は少なめに、という進め方ができます。
一方で、アノテーション自体は、経験を積んでも作業速度が上がる程度です。これだけを何年も続けて身につく技術は、正直あまりありません。私たちとしては、この作業を入口にして、画像編集やデザイン、動画編集へ広げていっていただくことを想定しています。
アズプレイスでの進め方
アノテーションのような入力・処理系の作業は、利用者の方が作業し、職員が全数を確認してから納品する体制で行っています。
作業の前に、案件ごとのルールを職員が説明します。判断に迷う画像が出てきたら、その場で聞いていただいて構いません。むしろ自己流で進めるより、確認していただくほうがありがたいです。
慣れるまでは職員が横についていますので、パソコンに不慣れな方でも大丈夫です。
アズプレイスについて
パソコンを使う仕事が中心の事業所です。
- 動画編集
- 画像編集・デザイン
- ホームページ制作
- データ入力
- AIアノテーション
- EC運営代行
- EC商品の梱包・発送
送迎は片道30分程度の範囲で行っており、寝屋川市のほか門真市・守口市・摂津市・枚方市からも通っていただいています。
同じく黙々と進める作業ではホームページ制作が近い性質です。アノテーションが「AIに教える側」なら、そちらは「AIを使う側」にあたります。両方の関係はAIが学べるB型事業所とはにまとめました。
見学のお申し込み
迷っているなら、電話一本で構いません。「アノテーションがどんな感じか見てみたい」とだけ言っていただければ十分です。
電話:072-838-6555(平日 9:00〜17:00)
受給者証をまだお持ちでない方も歓迎です。相談支援専門員の方に同席していただく形でも構いません。
相談支援専門員の方へ:空き枠の状況、送迎範囲、お受けするのが難しいケースまで連携のご案内にまとめています。見学への同席、ケース会議への出席も承ります。