仕事の紹介
就労継続支援B型のホームページ制作|未経験から何をやるか【寝屋川市】
いま読んでいただいているこのサイトは、アズプレイスで作りました。
寝屋川市で就労継続支援B型事業所を運営している私たち(アズプレイス)の作業のひとつが、ホームページ制作です。この記事では、その仕事が実際にどういうものかを書きます。
「ホームページ制作」と書いてあっても、どこまでやるのか分からないと思います。華やかそうに見えて、実際は地味な作業がほとんどです。そこも隠さずに書きます。
なお、この記事は「B型でホームページ制作の仕事をしてみたい方」に向けたものです。制作をご依頼になりたい方は、企業・事業所さま向けのページをご覧ください。福祉事業所のサイトは、私たち自身が同じB型を運営しているぶん、書くべきことと書いてはいけないことの勘所が分かります。
先に結論
- コードをゼロから書けるようになる仕事ではありません。文章を入れる、画像を整える、公開後に直す。これが中心です
- 未経験から始められます。文字が打てれば入口に立てます
- 画像生成や文章生成のAIを、飾りではなく毎日の作業の中で使います。「AIに何をどう頼むか」を決められるようになることが、この作業のいちばんの持ち帰りです
- 一日の大半をパソコンの前で過ごす仕事です。体に合うかどうかは、体験で確かめられます
- 華やかそうに見えて、中身は地味です。作りかけも、直しが入ったものも、見学のときにそのままお見せします
どんな作業に分かれているか
ひとつの仕事に見えますが、中身はまったく違う作業の集まりです。うちでは作業ごとに担当を分けています。
1. 素材を集める・整える
写真を切り抜く。明るさをそろえる。サイズを統一する。文章の誤字を直す。地味ですが、ここが崩れると全部やり直しになります。最初に担当していただくことが多い作業です。
2. 文章を入れる
決まった場所に、決まった文章を入れていきます。管理画面に打ち込む作業です。文字が打てれば、その日から手が動きます。
3. 画面を組む
見出しの大きさ、余白、色を決めます。センスの仕事に見えますが、実際にやっているのは「見出しはこの大きさ、余白はこの幅」と最初に決めて、あとは全ページそこから外さないことです。決め事を守れる方のほうが、結果的にきれいに仕上がります。
4. 公開したあとの更新
お知らせを1本足す。料金表の数字を直す。季節ごとに写真を差し替える。
実は、この更新の仕事がいちばん量があります。1サイト作ると、そのあと何年も更新が続くからです。作って終わりではないので、担当を固定して同じ方に長く見ていただくこともあります。
新規の制作は波がありますが、更新は毎月あります。作業量の土台になっているのは、こちらです。
5. 動きを確認する
スマートフォンで見たときに文字がはみ出していないか。リンクが切れていないか。決められた手順で、上から順に確認していきます。
このうち「画面を組む」と「動きを確認する」は、職員が中心になって進めます。一部を利用者の方に担当していただいています。
それ以外の3つは、利用者の方が作業して、職員が全部を確認します。
つまり、入口は1と2です。ここは初日からできます。
コードは書くのか
結論から言うと、ほとんど書きません。
ホームページ制作というと、黒い画面に英語がびっしり並んでいる映像を思い浮かべるかもしれません。
でも、いまの制作の大半は管理画面の操作です。文章を入れて、画像を置いて、見え方を整える。この繰り返しです。
ただ、興味がある方には触っていただいています。HTMLのタグを少し覚えるだけでも、直せる範囲が広がるからです。実際、「ここの文字だけ色を変えたい」を自分で直せるようになった方がいます。
そこまでやるかどうかは、ご本人次第です。触らなくても、仕事はちゃんと回ります。
文章で読むより、画面を見たほうが早い部分です。見学のときに、実際に作業している管理画面をそのままお見せします。受給者証がなくても見学できます。 電話:072-838-6555(平日 9:00〜17:00)/お問い合わせフォーム
AIをどう使っているか
文章の下書き、画像の生成、誤字の点検にAIを使っています。
チラシやバナーの背景を何案か出させて、その中から選んで手で直す。文章も、下書きを出させてから人が確かめる。この順番でやっています。
AIに何をどう頼むかを決めるのは人の仕事です。出てきたものが使えるかどうかを判断するのも人です。この判断ができるようになると、任せられる仕事の幅は確実に広がります。
うちがこの作業をやっている理由も、そこです。作業をこなせるようになることではなく、AIを道具として使えるようになること。ホームページ制作は、それがいちばん手っ取り早く身につく作業だと思っています。
AIの使い方そのものはAIが学べるB型事業所とはに、もう少し詳しく書きました。
向いていること、しんどいこと
向いていること
- 細かい違いに気づける。全角と半角が混ざっているのが気持ち悪い、という方はこの作業に向いています
- ひとつのことを黙々と続けられる
- 同じ手順を、毎回同じようにくり返せる
- 「もっとこうしたい」が出てくる。改善を言える方には、画面を組む作業まで任せています
しんどいこと
はっきり言って、地味です。写真を50枚、同じサイズに切り抜く日があります。誤字を探して1文字ずつ直す日があります。
それから、直しが入ります。作ったものに「ここを変えたい」と言われることが普通にあります。
これは、作った人を否定しているわけではありません。良くするための手続きとして、必ず起きることです。とはいえ、頭で分かっていてもしんどい日はあります。
そのときは職員に言ってください。直しをまとめて渡す、その日は別の作業に替える、といった調整をします。
最初はここでしんどくなる方が多いです。何度か経験するうちに、受け取り方は少しずつ変わっていきます。
「地味な作業を黙々と」という点では、AIアノテーションも近い性質の作業です。どちらが向くかは、見学のときに両方触っていただくのが早いです。
就職につながりますか
制作の技術だけで一般就労、というのは簡単ではありません。制作会社の求人は経験者を求めることが多いからです。そこは正直に書いておきます。
ただ、この作業で身につくものは、制作の仕事以外にも効きます。
- チェックリストを作って、上から順に潰していく進め方
- 「ここ直して」と言われたものを、感情を挟まずに直して出し直す進め方
- ファイル名の付け方を決めて、半年後の自分が探せる状態にしておくこと
うちがやっているネットショップの仕事の作業には、この3つがそのまま要ります。事務の求人でも、面接で聞かれるのはソフトの経験より、こちらのほうです。
まず通うことから、という段階の方も多いです。就職の話は、その先で構いません。
実際に作ったもの
冒頭に書いたとおり、このサイトが実物です。文章の構成、写真の加工、公開後の更新まで、うちで作っています。ページ数も、記事の本数も、更新の頻度も、そのまま見ていただけます。
このサイトは Next.js という仕組みで組んでいます。管理画面から更新する形のサイトも、お客さまの求めに応じて作ります。
このほか、会社から頼まれて作ったホームページが3件あります。不動産と太陽光発電の会社、障害福祉のグループホーム、IT・デジタルマーケティングの会社です。
社名は出せない約束ですが、実際の画面と、どういう狙いで作ったかは見学のときにお見せします。
よくある質問
パソコンを触ったことがありませんが、できますか
できます。マウスの持ち方から始めた方がいます。まずは写真の整理など、決まった手順の作業から入っていただきます。
タイピングが遅いのですが
問題ありません。速さより正確さが要る仕事です。打つのが遅くて困るのは文章をまるごと入力する作業くらいで、そこは別の方に回せます。
どのソフトを使いますか
案件によって違います。管理画面を使うものもあれば、コードから組むものもあります。見学のときに、その日に動いている画面をそのままお見せします。名前だけ聞いても分かりづらいと思うので、見ていただくのが早いです。
家にパソコンがなくても大丈夫ですか
大丈夫です。事業所のパソコンを使っていただきます。
在宅で作業できますか
原則として通っていただく形です。2026年7月から、B型は通所を原則とする整理が明確になりました。パソコンの作業なら在宅でもできそうに見えますが、直しのやり取りや画面を見ながらの相談が仕事の中心なので、実際にも通っていただくほうが身につきます。
他の作業と組み合わせられますか
できます。午前は梱包、午後はパソコンという方もいます。ずっと画面を見ているのがしんどい日は、体を動かす作業に変えることもできます。
どのくらいでできるようになりますか
写真の加工や文章入れは、数日で手が動きます。任せておける状態になるまでは、もう少しかかります。個人差が大きいので、体験のときにご自身のペースを見ていただくのが確実です。
資格は取れますか
事業所として資格講座は持っていません。ただ、実際に公開されているサイトを触った経験のほうが、面接では説明しやすい材料になります。「何をどう直したか」を自分の言葉で言えるところまで持っていくのが目標です。
工賃はいくらですか
作業内容と通う時間によって変わるため、一律の金額は出していません。金額そのものより「どの作業をいくらで、どう計算しているか」を見ていただきたいので、見学のときに計算のしかたごとお伝えします。仕組みは工賃は月いくらかにまとめました。
見学のご案内
定員20名の小さな事業所です。パソコン作業の枠には限りがあるので、気になった時点で一度ご連絡いただくのが確実です。
実際の制作画面をお見せします。作りかけのものも、直しが入ったものも、そのままお見せします。10分も見れば、向いているかどうかは自分で分かると思います。
電話:072-838-6555(平日 9:00〜17:00) お問い合わせフォームからでも受け付けています。電話が苦手な方はこちらでどうぞ。
受給者証がなくても見学できます。見学と体験の流れに、持ち物や服装、断り方まで書いています。
相談支援専門員の方へ:空き枠の状況、送迎範囲、お受けするのが難しいケースまで連携のご案内にまとめています。見学への同席、ケース会議への出席も承ります。
企業のご担当者さまへ:制作のご依頼は企業向けサービスのページをご覧ください。